第二回JYPO東日本合同地域ミーティングKHECP-Rに関しての活動報告

JYPO会員の皆様、OB/OGの先生方、賛助会員の皆様、御支援いただいている皆様
平素より大変お世話になっております、地域活性委員会の宮野史也と申します。

10月15日オンラインにてJYPO東日本地域合同ミーティングKHECP-Rが開催されましたのでご報告させていただきます。

若手精神科医に加え、精神科に興味のある学生・初期研修医の方も対象に交流を図ろうという趣旨のもと、東日本だけでなく全国から30名近くのご参加をいただきました。

運営メンバーとして河岸先生、清水俊宏先生、錫谷先生、出利葉先生、宮野に加え、小樽協会病院初期研修医の横山健気先生にもご協力いただきました。

一つ目の企画「これ精神科医に相談する?~初期研修中に出会った症例検討会~」では、横山先生から術後疼痛が遷延し退院調整が難航した症例についてご発表いただきました。さらに宮野が慢性疼痛に対する精神科医の治療介入に関して発表を行い、清水先生から症例に対して認知行動療法における認知行動モデルのワークシートを作成するグループワークが行われました。認知行動療法に初めて触れる参加者も多い中、実際の精神科臨床に即した内容ということで好評の声を多くいただきました。

二つ目の企画「医師国家試験からのメッセージ」では、出利葉先生から近年の医師国家試験にどのような意図が隠されているのかについて講義がありました。参加者の約半数が学生の方ということもありとても役立ったとの声が多く、また学生指導する立場にとっても大変勉強になる内容でした。

途中参加、退出自由としていましたが、多くの方に最後までお付き合いいただき運営としても非常に楽しい時間を過ごさせていただきました。次回は2023年10月頃を予定しておりますので、ご関心をお持ちいただいたJYPOメンバーの方々ご参加をご検討いただければ幸いです。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

最後に今回初めて企画から携わっていただいた横山先生からご感想を賜りましたので共有させていただきます。

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今回の発表にお誘いいただき、病歴をスライド発表形式にまとめるよい練習になったと感じています。ちょうど初期研修での北大精神科のローテを終えたタイミングで、初診時カルテの記載は少し慣れてきていたところだったのですが、それをそのままスライドに落としたような形ではかなり見づらい印象でした。ジャイポの先生方の指摘を受けることで視認性は大きく改善したように思いますし、今後のスライド作りのイメージも掴めた気がします。また、慢性疼痛や認知行動療法への理解度も高まりました。特にワークシートの記入ではCBTのポイントの理解の他にも、問診で大切になってくるポイントなども実感できました。

今回はとても貴重な体験となりました。ありがとうございました。

小樽協会病院
横山健気

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地域活性委員会
宮野史也

 

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