ご挨拶

本ページをご覧いただきありがとうございます。

認定特定非営利活動法人 (認定NPO法人) 日本若手精神科医の会 (Japan Young Psychiatrists Organization: JYPO) の理事長を2021年(令和3年)6月より拝命しております、京都大学の安藝 森央(あき もりおう)でございます。

当団体は、2002年に設立され、運営から20年を経た現在は、下記の3本柱を理念に活動を展開しています。

・精神医療のリーダーを育む
・世界的な視野のもと行動する
・社会のメンタルヘルス向上に努める

若手精神科医たちの、施設や立場を超えた交流の場、また世界中の若手精神科医との交流の場としての団体です。若手世代のレベルアップを図り、国際的な視野を涵養し、社会全体のメンタルヘルス向上を目指し、日々活動しております。

具体的な活動は、以下のようなものがございます。

若手医師の教育・啓発活動
・CADP: Course for Academic Development of Psychiatrists の開催 (年1回)
・臨床疫学ワークショップ開催 (概ね年1回)
・日本精神神経学会サマースクールへの協力
・国内各地での交流会・研修会の開催

相互交流、リーダー育成:研修会の実施・運営や国内各地域での交流会を開催し、自施設を超えた相互の交流を深め、全人的な医療を提供できる若手の発達の場として機能しています。

国際的視点に基づく臨床・研究活動
・JYPOのネットワークを活かした国内外での共同研究実施
・精神医療に関する書籍・雑誌のの翻訳
・海外学会での他国若手精神科医との交流
・諸学会でのシンポジウム企画

国内外の学会でのシンポジウムの企画、日本精神神経学会やこころのバリアフリー研究会などの関連団体との連携、海外から来日する若手精神科医との交流、多施設共同研究など、活動内容は多岐にわたっています。

社会への還元・普及活動
・ホームページやFacebookを通じた交流
・報告書作成による活動内容の発信
・他団体および企業等との連携による講演やワークショップ開催
・メンタルヘルスファーストエイドジャパン事業への協力

一般の方へのメンタルヘルスの啓発や社会貢献活動として、World Psychiatry をはじめとした海外書籍の翻訳、企業様へ向けた講演活動やワークショップ開催なども承っています。

理事および会員が、各々のペースで活動に関わっています。

若手精神科医の皆さま、JYPOで、いろんな化学反応を起こしませんか?

全国各地の仲間と知り合うことができ、刺激的でワクワクするチャンスが得られます。コロナ禍以降、私たちはなかなか新しい人脈や、職場以外の同僚と知り合っていく術が減ってしまっていますよね。私が今、非常に多くの仲間と知り合うことができ、公私にわたって数多くの体験と交流を積み重ねることができているのは、JYPOの活動を通してというのが非常に大きな一部になっています。この体験をより多くの皆さまと共有・継承することができればと思っています。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

末筆ではございますが、JYPO設立当初より顧問を務めていただいている、佐藤光源先生、Norman Sartorius 先生をはじめ、弊NPO団体の活動に賛同いただき、ご支援いただいている賛助会員の皆さま、後援くださっている皆さま、JYPOのOB/OGの先生方、JYPOにご理解くださっている会員の所属先をはじめとした先生方、日頃よりご指導ご支援いただいていることを深く御礼申し上げます。

 

2021年 (令和3年) 7月吉日
認定特定非営利活動法人 日本若手精神科医の会 理事長
京都大学大学院 医学研究科 脳病態生理学講座(精神医学)
安藝 森央

 

設立趣旨

この法人は、精神科医療に携わる日本各地、世界各国の若手精神科医の学術的発展と交流、社会への啓発活動を通し、質の高い精神科医療を日本各地、世界各国に普及させることにより、精神疾患を抱える人びとやその家族、地域の人びとが安心して生活できる世の中をつくることを目的としています。 主な活動は研修企画や多施設研究、国内外での学会報告、若手精神科医の合同企画の運営で、日本国内の若手精神科医が相互に学びあえ、また海外の若手精神科医と情報交換をできる場を提供しています。

私達、若手精神科医が十分に情報交換し、国際的に活躍できる技術を身に付け、それを各々が各地域での臨床や研究の現場で発揮することにより、日本の精神科医療の向上へとつながるものと考えました。そして、この活動を基盤に精神障害で苦しむ患者さんやご家族の方々へよりよいサポートを提供できるようにするために、NPO法に基づく法人格を取得し、特定非営利活動法人日本若手精神科医の会を設立することといたしました。
私達は、NPO法人取得後も、私達の研究及び活動をさらに活発なものにし、精神科医療の向上に貢献していきたいと思っております。また、精神障害にたいする「偏見」や「差別」をなくし、よりよい精神医療を行うために一般の人も参加可能な講演会などを行い、精神医療従事者、精神疾患の当事者、ひいてはご家族の方がよりよい治療をうけられる環境つくりに貢献できることを願っております。

申請にいたるまでの経過

平成19年6月3日午後1時より 発起人会を開き、設立の趣旨、定款、平成20年度及び平成21年度の事業計画及び収支予算、設立当初の役員などについての案を審議しました。

平成19年7月22日午後1時30分より 設立総会を開き、発起人より設立の趣旨、定款、平成20年度及び平成21年度の事業計画及び収支予算、設立当初の役員などを提案し、審議の上決定致しました。

平成19年7月22日

日本若手精神科医の会 (Japan Young Psychiatrists Organization (JYPO))
設立代表者 上原(青山) 久美

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