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認定特定非営利活動法人 (認定NPO法人) 日本若手精神科医の会 (Japan Young Psychiatrists Organization: JYPO) の理事長を2024年(令和6年)6月より拝命しております、大阪精神医療センターの入來 晃久(いりき あきひさ)でございます。
JYPOは、若手精神科医たち同士が所属施設や立場を超えた交流、若手世代の研鑽と成長、世界中の若手精神科医との交流を通して国際的な視野を涵養し、社会全体のメンタルヘルス向上を目指し、活動を続けております、認定特定非営利活動法人です。
当会は、若手精神科医の国際的研鑽・発展と相互交流のために2002年に設立され、20年以上が経過いたしました。
2008 年には活動の発展と成果の社会還元を図るためNPO 法人格を取得し、その後も各学会・団体と連携強化しながら社会貢献や公正性を意識した活動を継続して参りましたことが評価され、2016 年に認定 NPO 法人として認証されました。
現在は、120名以上の正会員とともに、下記の3本柱を理念に掲げ、活動を展開しています。
・精神医療のリーダーを育む
・世界的な視野のもと行動する
・社会のメンタルヘルス向上に努める
具体的な活動は、以下のようなものがございます。
若手医師の教育・啓発活動
・CADP: Course for Academic Development of Psychiatrists の開催 (年1回)
・臨床疫学ワークショップ開催 (概ね年1回)
・日本精神神経学会サマースクールへの協力
・国内各地での交流会・研修会・ワークショップの開催
研修会の実施・運営や国内各地域での交流会を開催し、自施設を超えた相互の交流を深め、全人的な医療を提供できる若手の研鑽・成長・リーダー育成の場として機能しています。
国際的視点に基づく臨床・研究活動
・JYPOのネットワークを活かした国内外での多施設共同研究や調査の実施
・精神医療に関する書籍・雑誌の翻訳活動
・海外学会での世界中の若手精神科医との交流
・日本精神神経学会fellowship award program運営や懇親会への協力
・諸学会等でのシンポジウム企画
World Psychiatry をはじめとした海外の学術雑誌や書籍の翻訳、国内外の学会でのシンポジウムの企画、海外の若手精神科医との交流、多施設共同研究など、活動内容は多岐にわたっています。
社会への還元・普及活動
・ウェブサイトやFacebook、メーリングリスト等を通じた交流
・報告書作成による活動内容の発信
・他団体および企業等との連携による講演やワークショップ開催
・メンタルヘルスファーストエイドジャパン事業への協力
一般の方へのメンタルヘルスの啓発や社会貢献活動として、日本精神神経学会やこころのバリアフリー研究会やメンタルヘルスファーストエイドジャパン(MHFA-J)などの関連団体との連携、企業様へ向けた講演活動やワークショップ開催なども承っています。
全国に点在する会員のネットワークを活かして、会員それぞれが各々のペースで自発的に活動に関わっています。
JYPOは若手精神科医の皆様のご入会を歓迎いたします。
是非あなたのお力をお貸しください。必ずあなたの力を活かし、ご活躍いただけることと思います。
様々な想いやアイデアを実際にカタチにしていくには、個人の力では難しいこともあるでしょう
JYPOでは多くの多様な仲間と知り合うことができ、刺激も多く、経験を共にしたり、様々な機会も得ることもできます。
このような体験をより多くの皆様にも共有・継承することができればと願っています。
どうぞよろしくお願い申しあげます。
JYPOでは今後も精神医療のさらなる発展に寄与すべく、皆様とともに活動を続けてまいります。
末筆ではございますが、JYPO設立当初より顧問を務めていただいている、佐藤光源先生、Norman Sartorius 先生、私たちの活動にご賛同いただき、ご支援いただいている賛助会員の皆様、ご後援いただいている皆様、JYPOのOB/OGの先生方、JYPOにご理解くださっている会員の所属先やご家族様をはじめとした皆様方に、今後も変わらぬご協力をお願い申しあげるとともに、日頃のご指導・ご支援に深く感謝申しあげます。
2024年 (令和6年) 7月吉日
認定特定非営利活動法人 日本若手精神科医の会 理事長
大阪精神医療センター
入來 晃久
■設立趣旨
この法人は、精神科医療に携わる日本各地、世界各国の若手精神科医の学術的発展と交流、社会への啓発活動を通し、質の高い精神科医療を日本各地、世界各国に普及させることにより、精神疾患を抱える人びとやその家族、地域の人びとが安心して生活できる世の中をつくることを目的としています。主な活動は研修企画や多施設研究、国内外での学会報告、若手精神科医の合同企画の運営で、日本国内の若手精神科医が相互に学びあえ、また海外の若手精神科医と情報交換をできる場を提供しています。
私達、若手精神科医が十分に情報交換し、国際的に活躍できる技術を身に付け、それを各々が各地域での臨床や研究の現場で発揮することにより、日本の精神科医療の向上へとつながるものと考えました。そして、この活動を基盤に精神障害で苦しむ患者さんやご家族の方々へよりよいサポートを提供できるようにするために、NPO法に基づく法人格を取得し、特定非営利活動法人日本若手精神科医の会を設立することといたしました。
私達は、NPO法人取得後も、私達の研究及び活動をさらに活発なものにし、精神科医療の向上に貢献していきたいと思っております。また、精神障害にたいする「偏見」や「差別」をなくし、よりよい精神医療を行うために一般の人も参加可能な講演会などを行い、精神医療従事者、精神疾患の当事者、ひいてはご家族の方がよりよい治療をうけられる環境つくりに貢献できることを願っております。
申請にいたるまでの経過
平成19年6月3日午後1時より 発起人会を開き、設立の趣旨、定款、平成20年度及び平成21年度の事業計画及び収支予算、設立当初の役員などについての案を審議しました。
平成19年7月22日午後1時30分より 設立総会を開き、発起人より設立の趣旨、定款、平成20年度及び平成21年度の事業計画及び収支予算、設立当初の役員などを提案し、審議の上決定致しました。
平成19年7月22日
日本若手精神科医の会 (Japan Young Psychiatrists Organization (JYPO))
設立代表者 上原(青山) 久美
(最終更新:2024年7月)