JYPO 会員、OB/OG の先生方、賛助会員の皆様
平素より大変お世話になっております。JYPO理事の山口泰成でございます。
8月23日・24日に、日本精神神経学会サマースクールが東北大学の主催で開催され、JYPOも共催いたしましたので、ご報告申し上げます。
このイベントは、将来の精神科医療を担う学生や初期研修医を対象に、精神科医療の魅力やその意義深さを知ってもらい、精神科医を志すきっかけを提供することを目的に、例年夏に開催されています。
JYPOからは、安藝先生、黒田先生、後藤先生、櫻井先生、錫谷先生、新福先生、宮田先生、山口博行先生、横山先生にご参加いただき、私が運営リーダーを務めました。また、日本精神神経学会サマースクール委員の射場先生、入來先生、大矢先生、北岡先生、中神先生、堀之内先生、宮野先生には、準備段階から本番まで様々なご支援を賜りましたことを、心より感謝申し上げます。
初日には、日本精神神経学会理事長の三村將先生による特別講演が行われ、その後、宮城県内の各施設で見学が行われました。懇親会や二次会では、参加者だけでなく見学先の担当者にもご参加いただき、さらに知見を深め、親睦を図ることができました。
2日目の午前中は、主幹校である東北大学の先生方より、緊急時および平時における地域のメンタルヘルスニーズと精神科医の役割についての講演、統合失調症の臨床と研究に関するレクチャー、周産期メンタルヘルスのワークショップが行われました。これらの内容は、参加者はもちろん、私たちJYPOスタッフにとっても非常に興味深く、学びの多いものでした。
午後からは、JYPO主催のワークショップを開催いたしました。
今回のJYPO主催のワークショップのテーマは「全国の仲間と語り合おう~精神科医としての人生~」とし、学生や研修医の皆さんに精神科医療の未来を考えるきっかけを提供し、仲間づくりの重要性を認識していただくことを目的としておりました。
最初に、東北にちなんだ伊達政宗をテーマにした寸劇を行い、昼食後の眠気を吹き飛ばし、一体感を醸成するために皆で軽いダンスを行いました。
その後のグループワークでは「精神科医療をより良くするために、明日から何ができるだろう」というテーマで話し合いが行われ、参加者全員が非常に積極的に参加し、熱気あふれる議論が繰り広げられました。多くの新しいアイデアが生まれ、終始和やかな雰囲気でワークショップを終えることができました。
サマースクールにご参加いただいた先生方、そしてご周知いただいた先生方に心より感謝申し上げます。サマースクール終了後、多くの参加者からJYPOへの入会申請をいただいております。また、我々の理念に共感し、ご支援のお声をいただくこともできました。今後もこのような機会を活用して、JYPOの理念を広く発信していくことの重要性を強く感じております。
来年度のサマースクールは琉球大学の主幹で開催予定であり、JYPOも共催させていただくことになると思います。皆様引き続きご協力の程、何卒よろしくお願いいたします。
最後になりましたが、JYPOが活動を続けられているのは、ひとえにOB・OGの皆様や賛助会員の皆様からの温かいご支援とご協力のおかげです。今後ともJYPOの活動にご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
JYPO理事
日本精神神経学会 2024年度サマースクール JYPO企画責任者 山口泰成