日本若手精神科医の会(JYPO)会員の先生方、 OB/OGの先生方、賛助会員の皆様
平素より大変お世話になっております。
The 22nd CADP大会長を拝命しておりました、会津医療センターの錫谷です。
おかげさまで22nd CADPは2月8日~10日に福島県いわき市にて開催することができました。
はじめに、ご参加いただきました先生方、お越しいただきましたOBOGの先生方、講師をお務めいただいた先生方、ご支援いただきました全ての皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
後日報告書を皆様にもご覧いただければと思いますので、細かいご報告は割愛させていただき、今回私が大会長をやらせていただいて、CADPを作り上げる面白さをより実感できたため、それを皆様にも共有させていただければと思います。ご参加されたことがある先生は既にご存知かと思いますが、CADPは当日になるまで詳細な日程は参加者だけでなく、運営委員も知ることができません。Chairsでtimetableを作成するわけですが、当日になって急いで調整が必要になることも多々あります。今回も当日になってバタバタする部分はありましたが、運営委員の先生方のおかげで無事3日間の日程を終えることができました。今回はvice以外にも11人の先生方に運営委員に加わっていただくことができました。まさに11人11色でそれぞれの先生がご自身の仕事だけでなく、各々の長所を活かして機敏に動いてくださいました。まさに誰か1人でも欠けていたら、今回のCADPの成功にはつながらなかったと思っています。運営委員の先生方、本当にありがとうございました。
また、CADPは参加者さらにはアドバイザー・オブザーバー・講師の先生方、みんなで作り上げるものだということを改めて実感しました。最初は緊張が滲んでいた参加者も、時間を重ねるごとに次第に積極的になり、とてもいい雰囲気でCADPを終えることができました。また、参加者の緊張を和らげる部分ではアドバイザー・オブザーバーの先生方のお力も大変大きかったと思っております。休憩時間などに参加者に話しかけてくださっていたアドバイザー・オブザーバーの先生方には、運営で休憩時間も頭がいっぱいになってしまっていた私からすると本当に頭が上がりません。
サルトリウス先生は90歳を超えられましたが、益々パワフルになり、大会長の特権としてより多くの時間を共有させていただきましたが、本当に幸せでした。お酒もたくさんお酌してくださり、「Kanpai!」といわきや福島県南地方のお酒を酌み交わせたことは私の一生の思い出になりました。
正直、22nd CADPが始まる前はなんで大会長を受けてしまったのか、本当に無事終えられるのか、といった不安がなかったかといえば嘘になります。大変なこともありました。しかし、22nd CADPが終わった今、何にも変え難い達成感や幸せな気持ちでいっぱいで、大会長をやらせていただいて本当に良かったなと思っています。普段の臨床や研究も私は楽しんでおり満足はしていますが、CADPを終えた後に感じた気持ちは新鮮でありつつ、どこか懐かしい感じもある温かいものであり、他では絶対に経験できないものだと思います。
全ての皆様に改めて厚く御礼申し上げます。とりわけ、viceをお務めいただいた、北海道大学大学院医学研究院神経病態学分野精神医学教室の宮野史也先生、地方独立行政法人 東京都立病院機構 東京都立松沢病院の大木絵美梨先生には感謝しても仕切れません。本当にありがとうございました。
次回23rdは少し期間が空きますが、2026年秋に宮野先生が大会長で、WCAPとの同時期開催が検討されています。まだCADPに参加されたことのない先生はもちろん、OBOGの先生方も多数ご参加いただき、是非23rd CADPを盛り上げていただければと思います。
私は次のステップへ向けて歩みつつ、また皆様とお目にかかれます日を心待ちにしております。
改めましてこの度は本当にありがとうございました。
The 22nd CADP大会長
錫谷研