開催報告:若手精神科医のためのこころの島根旅

活動ブログ

JYPO会員、OB/OGの先生方、賛助会員の皆様

平素よりJYPOの活動にご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。
紀南こころの医療センターの春本克太です。

2026年5月16日(土)〜17日(日)の2日間にわたり、島根県にて「多職種連携・アウトリーチ」をテーマとした1泊2日の合宿型ワークショップ(若手精神科医のためのこころのしまね旅)を開催いたしました。
本企画は、社会医療法人清和会(西川病院)、一般社団法人コミュニティメンタルヘルスアウトリーチ協会(アウトリーチネット)、認定NPO法人日本若手精神科医の会(JYPO)の3団体にて運営いたしました。参加者は精神科1〜3年目の先生方が中心で、北は北海道、南は九州まで全国各地からご参加いただきました。

はじめに、本企画を主催いただいた清和会の皆様、ならびに企画の立案・準備・当日の運営に至るまで多大なご協力をいただいたアウトリーチネットの皆様に、心より御礼申し上げます。

ワークショップⅠは清和会にご担当いただき、理事長の林輝男先生より「本人中心の多職種連携とは」をテーマにご講演いただきました。林先生がこれまで大切にしてこられた視点や、多職種連携に対する思いを伺う貴重な機会となりました。
後半のパネルディスカッションでは、保健師、ピアスタッフ、作業療法士、精神保健福祉士(MHSW)、医師・看護師が登壇し、それぞれの職種ならではの視点や実践上の工夫について共有いただきました。

ワークショップⅡはJYPOが担当し、参加者それぞれが自身の歩んできた道を共有しながら、多職種連携に対する思い、そして日々抱えている「もやもや」を言語化して共有する内容としました。グループ内で年次や所属も多様でしたが、お互いの思いをフラットに語り合い、多職種連携というテーマに対する考えを率直にぶつけ合う場面が多く見られました。
その後の懇親会も、時間を忘れるほど密度の高い交流の時間となり、参加者同士のつながりを深めることができました。

2日目のワークショップⅢはアウトリーチネットにご担当いただきました。JYPO運営メンバーの大野由梨先生にご自身の経験された事例をご提供いただき、アウトリーチネットの皆様がリフレクティングの手法を用いて議論を深めていく形式でした。
アウトリーチに向き合ってこられた方々ならではの切り口や視点は大変興味深く、学びの多い時間となりました。また参加者同士でも「自分ならこのケースをどう捉えるか」「どう関わるか」を議論し、互いに考えを深め合う機会になったと感じました。

参加者からは当初、「日々の臨床の中で視野の狭さを感じた」「多職種連携が大切なのは分かるが、どう連携すればよいか分からない」といった声も聞かれました。一方で企画の最後には、「学んだことを自施設に持ち帰りたい」「臨床に活かしたい」といった前向きな言葉を多くいただきました。
若手中心に多職種連携を密に学び合い、互いに刺激し合う、熱気にあふれた実りある2日間だったと思います。

引き続き、より良い多職種連携のあり方について議論し、模索し合う活動を続けていければと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

JYPO多職種連携・教育委員
紀南こころの医療センター
春本克太


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