平素より大変お世話になっております。
2025年11月29日、第5回東日本合同地域ミーティングKHECP-R(けっぱーる)を開催致しましたことをご報告させていただきます。
【第5回KHECP-Rの活動報告】
今回は全国各地の医学部学生、研修医の皆様にご参加いただき開催いたしました。
最初に交流を深めるためにクイズ大会を企画し、北海道にまつわるクイズや精神科にまつわるクイズを行いました。参加者の皆様に積極的にチャットで回答していただき、交流を深めることが出来ました。
その後3つのパートに分けて進行し、第一部では新薬セミナー、第二部では症例検討会、第三部ではキャリア相談を行いました。
第一部の新薬セミナーでは、アルツハイマー型認知症の新薬であるアミロイドβ抗体薬、統合失調症の新薬であるムスカリン受容体作動薬について臨床試験をベースに解説しました。精神科領域ではホットなトピックであり、運営側としても非常に勉強になりました。
第二部の症例検討会では、ある架空の症例を取り上げ、精神科医としてどのように診断・治療を進めるかを参加者と一緒に考えていきました。疾患だけでなく、患者の生育歴や生活環境などに目を向け、患者と目標を共有して診療を進めていくという、精神科診療の醍醐味を取り上げることが出来たと思います。
第三部キャリア相談では、出利葉先生(砂川市立病院医長)、安藝先生(京都大学助教)にご講演いただきました。出利葉先生からは、JYPOでの活動経験が海外での学会参加や国内学会での座長としても役に立った話、および「その人の人生を考える」という森田療法の魅力について、安藝先生からはJYPOを通じた国際的な活動について、また大学院生、助教としてのスケジュール、マインドフルネス、生きづらさを抱えながら共に生きる力について、大変興味深いお話をいただきました。参加者からは精神科診療の心構えや研修医の時間の使い方など、これからの歩みに直結する質問が挙がり、お二方の先生にはそれぞれの経験に基づいたお言葉をいただきました。進路の話にとどまらず、「どう生きるか」「どう働くか」という本質的な問いに触れられた貴重な時間になったと思います。
第5回KHECP-Rを通して、対面での交流に負けず劣らずの意見交換をすることができ、全国規模の交流ができるオンラインイベントの重要さを実感しました。皆様この度はご参加いただき誠にありがとうございました。 現時点では来年度も開催予定です。 引き続き皆様からの温かいご指導・ご教授賜れますと幸いです。
北海道大学病院精神科神経科
渡邊 淳慈 拝


