平成 27 年 8 月 20 日から 22 日にかけて、日本精神神経学会(JSPN)第 3 回サマースクールが福岡で開催されました。全国から総勢 34 名の医学生、初期研修医、後期研修医の先生方にご参加いただき、活発な議論、交流が行われました。その様子はJSPNのwebサイトにも報告されています。
https://www.jspn.or.jp/modules/residents/index.php?content_id=33
JYPOといたしましては、21 日に貴重なお時間を頂戴し、「国家試験問題を基本から発展ま で臨床現場から読み解く講座」を開催しました。本委員会から、三重県立こころの医療セ ンターの長徹二、滋賀医科大学の増田史、肥前精神医療センターの高尾碧が参加しました。「体験を通して学ぶことが重要である」という点を重視し、ロールプレイや動画を交えな がらの受講生参加型となるように工夫しました。また、企画内の病院見学におきましても、 福岡大学病院の担当を JYPO 会員である飯田仁志が務めました。
22 日には JYPO が JSPN の精神医療奨励賞を受賞したこともあり、JYPO 理事長の久我弘典より「若手にできること、若手の間にしたいこと」と題した講演、そして、精神医学奨励賞を受賞した JYPO 会員徳島大学の木下誠より「精神科医になってみて」と題した講演する時間を頂戴しました。参加者はとても熱意のある医学生、研修医の先生方が多く、むしろこちらの方が勉強になる機会となりました。「やはり精神科が面白いと思った」「もっとJYPO について知りたい」といった意見も多くいただきました。
【委員長より一言】
昨年度から多職種連携・教育委員会で温めていた本企画を、今年度の委員で構成からスライド作成に至るまで、チームで準備することができたことが何よりうれしく思います。 医学生・研修医の方たちに今後も JYPO のイベントに参加していただける契機となるよう、 今後もこの企画をより良いものに仕上げていこうと考えております。 個人的な希望ですが、将来「JYPO 学生支部・研修医支部の樹立」も検討したいと思います。
JYPO 多職種連携・教育委員会