2023年度日本精神神経学会サマースクールが開催されました!

活動ブログ

平素より大変お世話になっております。

先日の理事会で副理事長を拝命しました、北海道立向陽ヶ丘病院の宮野と申します。

 

2023年8月25日・26日に2023年度日本精神神経学会サマースクールが広島大学主幹で開催され、JYPOでもワークショップを企画・実施しましたので御報告させていただきます。

当イベントは未来の精神科医療を担ってもらうべく、学生・初期研修医に精神科医療の素晴らしさ・意義深さについて知ってもらい、精神科医へのリクルートをする目的で例年8月に行われています。コロナ禍のため2019年徳島での開催を最後にオンライン開催が続いておりましたが、この度4年ぶりに現地開催をすることができました。

 

JYPOスタッフとして、安藝先生、大木先生、北岡先生、宮田先生、山口博行先生、山口泰成先生、横山先生に参加いただき、宮野が運営リーダーを務めました。

また日本精神神経学会サマースクール委員の入來先生、大矢先生、長先生、中神先生、堀之内先生には本番のみならず、準備の段階より様々な点でサポートいただきました。

 

初日は日本精神神経学会理事である上野修一先生からの特別講演があり、その後広島県内の各施設へ施設見学が行われました。その後の懇親会では、参加者だけでなく見学先の担当者にもお越しいただき、さらに知見と親睦を深めることができました。

 

2日目の午前中は、精神障害者の社会復帰とリカバリー、サイコオンコロジー、うつ病の臨床と研究に関するレクチャーがあり、参加者だけでなく我々JYPOスタッフにとっても大変勉強になる内容でした。

午後からは、JYPO主催のワークショップを開催させていただきました。

 

JYPOのワークショップでは、「愛ある精神医療を目指して ~言葉のメスは使いよう~」というタイトルをつけさせていただきました。今回のテーマは昨今話題になっているAIでした。最初に、広島にちなんだ毛利元就を中心とした寸劇を行いました。その後のグループワークでは、精神科医の1日紹介や実際の入院までの場面設定を行い、「AIの方が優れていること」「精神科医の方が優れていること」を考えていただき、精神科医の価値に思いをはせてもらうことを目的としました。学生の参加者も多くいる中、大変活発な議論をしていただき、熱気に溢れたグループワークとなりました。他にもアイスブレイクとして幻聴体験を行い、講師の先生方にもご参加いただくなど終始なごやかな雰囲気でワークショップを終えることができました。

 

最後になりましたが、サマースクールにご参加いただいた先生方、サマースクールの周知をしていただいた先生方、誠にありがとうございました。サマースクール終了後早くも多くの参加者からJYPOへの入会申請をしていただいており、また我々の理念に賛同されご支援の声をいただいた方もいらっしゃいました。現地開催に秘められた新たなご縁を生み出す可能性を改めて実感しましたし、今後もこのような機会を活用してJYPOの理念を発信していく重要性を感じております。

 

来年度のサマースクールは東北大学主幹による開催予定であり、JYPOとしても協力させていただくことになると思います。皆様引き続きご協力の程、何卒よろしくお願いいたします。

日本精神神経学会 2023年度サマースクール JYPO企画責任者 宮野史也

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